外にプライドを出す

はじめに

これは以前に色々と思うことがあったので書いてから下書きで寝かしつけていたものを加筆修正したお気持ちポエムです.

本編

プライドは自分の中で持っておくには良いが,外に出してしまうとそれはそれは自分を生き辛くしてしまうものだと時々思う.

高校生の時に現国で山月記を読んだとき,李徴子には誰もがなりうるんだろうなとは思った. つまり,「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」を誰もが持ってはいるが程度の問題だと.

異常な人のことを指して化け物と呼ぶのを見かけるが,李徴子が虎になったのは,その化け物の一つということなんだろうなと思う.

最初の話に戻るが,自分の内に持っているプライドはただの自尊心であると思う. しかし,一度それが外に出てしまえば,それは自身のプライドの高さゆえに,自身が傷付いてしまうことを恐れる「臆病な自尊心」であり,恥をかいて自信を失いたくないがゆえに他人を見下す「尊大な羞恥心」になりうるのだと思う.

おわり

高2のころ,山月記を読んで,臆病な自尊心だとか尊大な羞恥心だとかに関連して, プライドなんて外に出して良いことなんて何もないなということ思い,中高6年間の部活動を通して嫌というほど体験した.

誰もが羞恥心を持ってはいるだろうから,少しは良くとも,外にプライドを出し過ぎてしまう人は,尊大な羞恥心の持ち主であると思う. そして,その持ち主が尊大な羞恥心から起こした行動に対して,周りの人達のプライドが外に出るかどうかで面倒事が増えるかどうかが変わってくるのだと思います.

そしてこの記事も,尊大なる羞恥心の持ち主の常日頃の行動が影響してプライドが外に出て来ているのかもしれないとか思うなど.