楽しんで発表するので、頑張って聴いてください

はじめに

偉そうなタイトルですが,いつもこのようなマインドで発表出来るように努めています. 記事の内容は発表って難しいよなっていう話です.

タイトルは皆さんご存知,のだめカンタービレにおける最後のセリフ「楽しんで弾くので、頑張って聴いてください」から来ています.

ちなみにこのセリフそのものは,フランス語で喋っていて,「頑張って弾くので、楽しんで聴いてください」を言い間違えたものとされています. のだめは滅茶苦茶練習をしている人間で,その上で結構楽しんで弾いているようには見えます.

本題に入ります.

発表難しい

B4-M2にかけて学外発表を5件したのですが,伝えることの難しさを度々感じました. まず,自分がしていることは他の人大勢の人が行っている手法とは全く異なるので,その前提を上手く説明して分からせなければ,その後の自分がしたことが何か全く伝わりません.その点が難しくて,そこで振り落とされる人が結構出ていたと思います.

そもそも,大半の発表時間は15分であるため,あまりにも時間が短すぎます.

次に,自分自身の提案する手法や一般化を行った内容を説明するために先行研究について説明するのですが,それもまた自分にとっては説明が難しいので振り落とさないようにしなければなりません.

他人の発表を自分が理解できないのは自分の理解が悪いから,自分の発表が伝わらないのは自分の発表が悪いから,という精神で生きています.なので,説明をして正しく伝えられていればとても嬉しい気持ちになります.

発表ではないですが,修論を読んだ副査の先生からのコメントが完全に理解した人のコメントだったのでとても嬉しかったです.

頑張るぞい

さて,あと1回公式なものではないですが学外の人達に(学内で)発表します. その道のプロが大勢いる場となるのですが,殆どの人は今回も自分が使用している手法を知らないと思います. なので,今回もできるだけそこを分かってもらいたいと思っています. 自分の使っている手法の良さをできるだけ多くの人に知ってもらえる機会にしたいと思います.

さいごに

楽しんで発表するためには,発表内容に対する自分自身の理解度がどれだけあるかという点が重要になってくるかと思います.その点については手法も含めて世界で一番理解している自信があります(大言壮語).

頑張って聴いてもらうためには最初のつかみが大事だと思います.「私はこんなにも素晴らしい研究成果を出しました.どうやって達成したか知りたいだろ?」という感じ.でも,これも難しくて,どう素晴らしいのかが分かるための前提が必要だったりするからです. そういうところも含めて良い発表ができるように,発表前に頑張っていくのが今後の目標です.